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おひとりさまの終活❸〜意思を残す手段とタイミング

皆さまこんにちは。

終活応援葬儀社の太田弘文です。

さて、「おひとりさまの終活」の第3回です。

今回は「死後事務委任契約」を中心にお話しさせていただきます。

 

前回のおさらい

前回までは以下をご参照ください。(リンク先を参照くださいね)

おひとりさまの終活❶〜あなたの面倒はどなたがみてくれますか?

おひとりさまの終活❷〜元気な今のうちに意思を残そう!

 

前回の要約ですが、

⑴生前の意思を残すのが大事。なおかつ残す相手を考えなければならない。

⑵判断能力のあるうちに意思を残そう。認知症になってからでは遅い。

⑶行政や社会的資源など、公的に支援してくれる体制はある。しかしそれらは完璧ではない。

というお話をさせていただきました。

⑴ですが、友人や知人に頼める場合はいいのです。しかし預貯金の引き出しや入院・手術の同意、介護施設の入所の際の身元保証人などは、友人や知人に気軽に頼めるものではないですよね。

であれば、第三者に契約という形で意思を残すしかないと思うのです。

 

死後事務委任契約とは?

ではどうするのか?ということになってきますが、そのための手段として注目されているのが「死後事務委任契約」です。

相続人のいない人にとっては、死後の事務手続きが大きな悩みだと思います。亡くなった後の葬儀、納骨、財産管理、住居、遺品整理などを第三者へ委任する契約が「死後事務委任契約」です。

委任できる内容は多岐にわたり、具体的には

・役所への死亡届の提出

・健康保険、公的年金等の抹消手続き

・勤務先企業・機関の退職手続き、社会保険手続き

・病院・医療施設の支払い、退院手続き

・葬儀、火葬、納骨、埋葬に関する手続き

・住居関係の支払いと敷金・保証金等の支払い手続き

・住居内の遺品整理

・公共料金の精算・解約手続き

・住民税や固定資産税の納税手続き

・関係者への死亡通知

・遺産の処理・分配

などです。

また、全てを委任する必要はなく、上記の一部のみに限定して依頼することもできます。

委任者が逝去することで契約が開始され、受任者は契約内容に沿って手続きを行います。

 

それ以外の契約について

「死後事務委任契約」は文字通り死後のもろもろを第三者にお願いする契約ですが、実はライフステージによって死後事務委任契約以外にも様々な契約があります。いくつかご紹介しますね。

 

⑴見守り支援契約

日常生活の見守りや外出時の付き添いなどの契約です。

「身の回りのことちゃんとできているのかな?」

「雪はねは自分でできているのかな?」

「庭の雑草の整理はできているのかな?」

など、遠くに住んでいる方の普段の生活が心配な方には必要な契約かもしれませんね。

当社でもお仏花のお届けと合わせて見守りを行なっております。

 

⑵任意代理契約

身体が不自由になったとき、難しい手続きを手伝って欲しいときの契約です。

特に財産管理においては「財産管理契約」と呼ばれます。

老後の生活資金、葬式費用、高齢者住宅などへの入所費用などのお金を信託銀行やその他の金融機関に預託して管理してもらう契約です。

 

⑶任意後見契約

本人の意志がはっきりしているうちに、判断能力が低下した時に備えて、本人自ら事前に任意後見人を決めておく契約です。

(本人の判断能力が不十分であれば「法定後見」になります。)

 

さて、上記の各契約の内容は、皆さんそれぞれのライフステージや考え方、想いによって色々な契約の仕方があると思います。

死後事務委任契約ひとつとってみても、AさんとBさんとCさんでは当然内容が変わってきます。

また、内容によって相談先が変わってくると思います。

包括的な契約なら行政書士さんが良いでしょうし、相続についてモメそうなら弁護士さん、不動産の登記が関わるなら司法書士さん、というように。

当社ではプロネットワーク5という士業の専門家集団と提携していますので、あらゆることに対応できますので、ご不明なことがあればご相談くださいね。

 

イチバン大事なこととは?

さて3回にわたって「おひとりさまの終活」についてお話ししてきました。

「おひとりさまの終活」にとって、イチバン大事なこと…

それは、「生前のあなたの想いを残すこと」です。

それから全てが始まると思っています。

終の住処、終末期医療、お葬式のこと、お寺さんのこと…

それらについて、自分はどうしたいのか、お元気なうちに考えてみてはいかがですか?

 

それとですね…

「周りに迷惑をかけたくない」と考える方は大変多いのですが…

これは「おひとりさま」に限った話ではないですが、お一人で悩むよりも周囲の方や友人や行政を頼ってみても良いと個人的には思います。

一人であれこれ悩むよりも、周囲に相談することですんなり解決することもあると思うんですよね…。(なんならボクにご相談くださってもいいですよ!)

 

 

最後に、ご逝去されてからの具体的な「手続き」「しなければならないこと」をまとめてみました。

ご参考になれば幸いです。

(PDFファイルで開きます↓↓)

具体的手続き及び相続の内容例

 

おひとりさまの終活❷〜元気な今のうちに意思を残そう!

こんにちは。

終活応援葬儀社の弘善社 代表取締役の太田弘文です。

前回、「おひとりさまの終活」の現状をお話しさせていただきました。

前回ブログ→「おひとりさまの終活〜あなたの面倒はどなたがみてくれますか?」

 

前回の後半に、「生前の問題点」を少しお話しいたしましたが、今回はその続きと「死後の問題点」についてお話しさせていただきます。

 

「生前」の問題点~4つの自立とは?

さて、前回のおさらいですが、おひとりさまが一人で生活できうるには、次の「4つの自立」ができていることが前提だと思います。

①身体的自立:日常生活に支障のない足腰がある。(足腰が大丈夫)

②経済的自立:毎月の収支を認識している。(金銭的に大丈夫)

③生活的自立:掃除や洗濯、料理が自分で出来る。(お片付けが大丈夫)

④精神的自立:自分で判断し、自分で行動できる。(考えることが大丈夫)

上記のことは、普段は何気なく、不自由なく自分自身で行なっていることだと思います。

しかし、いざ病気や怪我をした時はどうでしょうか?

やはり一人では不自由なことってありますよね。

上記の「4つの自立」ができなくなった場合、どうしますか?

自分一人でできない場合、誰にお願いしますか?

そして「4つの自立」の中で、いちばん必要で重要な支援は④の精神的自立、つまり判断能力喪失後の支援だと思います。(そのことについては後半に書きますね)

 

死後の問題点と生前にすべきこと

さて、まず考えなければならないのは、「誰に」「何を」やってもらうか、ということです。

この前のブログで、「おひとりさまとは、天涯孤独の人たちではありません」と書きました。

端的に言えば、おひとりさまの「死後のもろもろ」をやってくれる人がいない、ということです。

死後のもろもろ、つまり死後事務と言われるものは、葬儀や納骨から始まって相続・遺品整理、医療費の支払い、車や不動産の名義変更、健康保険や年金等の抹消手続き、ペットの処置などがありますが、「おひとりさま」とはこれをやってくれる人がいないということです。

いないのですから、例え遺言書を書いても仕方ありません。

 

遺言書の問題点

遺言書の話を少ししますね。

遺言書は生前の意思を残すのに有用ですが、完璧ではありません。遺言書で残せる内容というのは、遺言で為し得る内容なのかどうなのか、民法的に言うと「法益の対象になり得るかどうか」、ということです。

遺言書における法益の対象は

①認知 ②後見人の指定 ③相続人の排除 ④遺贈 ⑤寄付行為 ⑥相続分の指定 ⑦分割方法の指定

と言われています。

これ以外に「付言事項」をつけることができますが、これは「法益外」です。

つまりですね、遺言で出来ることは「財産をどうするか」という点だけであって、葬儀はこうしてほしいとかペットはこうしてほしいと書いたとしても、法的には一切何の意味もないのです。

 

誰が支援してくれる?~高齢者サポートの公的資源

では、行政や公的機関など公的資源のサポートはどうなっているのでしょう?

考えうるサポートととしては、社会福祉協議会、市区町村の高齢者窓口、地域包括支援センター、居宅介護事務所ケアマネ、ヘルパー、任意後見人、法定後見人、民生委員、ボランティアなどです。

公的な社会資源として、上記のようなものがあるのは事実ですが、この方々の活動が完全にストップするときがあります。

それは本人の「死」です。

なぜなら日本の法制度は生きている人が対象だからなのです。

本人の死後、本人の費用で上記の方々が支援をしたとすれば、善意であっても犯罪になってしまいます。

(つまり相続人であるか、死後事務委任契約を結んだ人のみできます)

 

イチバン必要なのは判断能力喪失後の支援~判断能力喪失の怖さ~

知り合いの税理士さんからこんな相談者さまのお話しを聞きました。

「私の親が認知症になってしまったのですが、今からできる相続税対策はありますか?」と。

現在の法律上、相続人が認知症、つまり判断能力を喪失してしまうと、残念ながら今からできる相続税対策は一切ないのです。

税金対策ができないのなら、まだいいです。

本当に怖いのは、不動産などの所有者が、認知症などにより自分の意思を示せなくなること。売ることも貸すことも取り壊すこともできなくなります。つまり誰も手がつけられなくなるということです。

 

大事なのはやはり「意思を遺すこと」

上記のケースでは、認知症になる前に相続に関することの意思を残せば何も問題はなかったのです。

さらに言うならば、意思を残さなければならないのは相続に関することばかりではありません。

終末期医療のこと、終の住処のこと、そして葬儀のこと、お墓のこと、お寺様のことなど。

これらに共通して言えることは、「意思を遺すこと」の大事さなのです。

 

またまた今回も長くなってしまいました。

私の持論なんですが、

・「死後」のことより「生前」のことの方が整備されていない。「生前」のことの方が大事なのに。

・「生前」に決めたこと(自分の意思で決めたこと)があって、はじめて死後の諸々ができるのでは。

・生前の意思を残すことは大事。そして誰に意思を残すのかも大事。

だと思っています。

 

現在、公的資源のサポートもありますし、財産に関しては遺言書で残せます。

しかし、それだけでは不十分だと思うのです。

自動車や不動産の名義変更は誰にお願いしますか?

健康保険や年金の抹消手続きは誰にお願いしますか?

SNSのアカウント削除は誰にお願いしますか?

次回はそれらをカバーできる、「死後事務委任契約」についてお話ししたいと思います。

おひとりさまの終活❶〜あなたの面倒はどなたがみてくれますか?

こんにちは。

終活応援葬儀社の弘善社 代表取締役の太田弘文です。

今回は「おひとりさまの終活」について書いてみようと思います。

なぜ「おひとりさまの終活」なのか。

それは今やおひとりさまは特別なものではないと同時に、おひとりさまには「おひとりさまの終活」が必要だと思うからなんです。

また、おひとりさまは、決して「天涯孤独の人」を指す訳ではありません

おひとりさまとは、自分の在り方、生き方、あるいは置かれている生活環境がそうである、というのが適切であるかもしれません。

 

おひとりさまの現状

「おひとりさま」と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?

おひとりさまとは上記の通り、「天涯孤独の人」を意味していません。実際に天涯孤独(この世に身寄りがいない人)は、独居者の1~2%だと言われています。では、どんな方がおひとりさまなのでしょうか?

・死んだ後のことをやってくれる人がいない人

・身元保証をしてくれる人がいない人

・自分で身の周りのことができなくなった時に支援してくれる人がいない人

という方々なのかな、と思います。

特に、逝去後のこと、例えば葬儀、遺品整理、相続、車や不動産の名義変更、ペットの世話、web上の情報を情報の消去をしてくれる人がいない人は「おひとりさま」と言えるのではないでしょうか。

 

おひとりさまと社会

昭和の時代は結婚をするのが当たり前、子供をもうけるのが当たり前、という時代でしたが、今や結婚しない、子供をもうけないという生き方が認知されております。しかし、おひとりさま高齢者を支えるご家族や社会も、大きな岐路に立たされているのではないでしょうか。

親が逝去された後に残された未婚の兄弟がいた場合、高齢の兄弟を高齢の兄弟が支える構造があるのです。いずれ共倒れになる恐れもあります。

もし結婚をしていれば、夫婦で支えあったり子供たちを頼ることができますが、未婚のまま高齢になってしまった人たちの中には、経済的にも人間関係的にも苦しい思いをする人が少なくないように思います。

親と同居し、親の年金や自分自身の収入で生活できるうちは大きな問題にはなりませんが、親が死亡して年金が打ち切られると、高齢の「子供たち」は直ちに生活苦に陥ります。

自身が病気や怪我などをした場合、誰が看護を行うのか、生活費の支払いはどこから支出するのかということを考えておかなければならないと思いますし、いずれ高齢になれば働く機会も限定され、収入も減少してくるのですから、老後の蓄えや年金、保険等の備えも若いうちから準備が必要かと思います。

また、将来的に認知症や障害を抱えて金銭の管理をできなくなった場合に、誰に管理を任せるかということも事前に考慮しておかなければならず、任意後見契約などの法的制度、あるいは死後事務委任契約も検討する場合があるでしょう。

特に預貯金の引き出しや入院・手術の同意、介護施設の入所の際の身元保証人などは、友人や知人に気軽に頼めるものではないですよね。

多くの「おひとりさま予備軍」は「なんとかなるかも」と楽観的に考えがちですが、そうともいかず、晩年に貧困や親族からの疎外感を感じたりと、辛い思いをするかもしれません。

もちろん、上記のことは既婚者でも考えなければならないことです。

配偶者と離別または死別する可能性もあるでしょうし、子供がいても遠方で頼れないこともあるかもしれません。また子供に親を支える資力がないことも考えられるでしょう。

したがって、未婚者はもちろん、既婚者も将来の人生設計を考えことができるうちに、つまり今すぐにでも行うべきだと思うのです。

「生前」の問題点

おひとりさまが一人で生活できうるには、次の「4つの自立」ができていることが前提だと思います。

①身体的自立:日常生活に支障のない足腰がある。(足腰が大丈夫)

②経済的自立:毎月の収支を認識している。(金銭的に大丈夫)

③生活的自立:掃除や洗濯、料理が自分で出来る。(お片付けが大丈夫)

④精神的自立:自分で判断し、自分で行動できる。(考えることが大丈夫)

上記のこと…

普段は何気なく、不自由なくされていることだと思います。

でも、いざ病気や怪我をした時って、やはり一人では不自由なことってありますよね。

上記の「4つの自立」ができなくなった場合、どうしますか?自分一人でできない場合、誰にお願いしますか?

さて、今回は主に問題点を解説してみました。

長くなってしまったので、次回はおひとりさまの「生前の問題点」と「死後の問題点」について、もう少し詳しくお話ししてみようと思います。

あなたに万が一のことがあったら〜ご逝去後の各種webアカウントの削除方法

みなさんこんにちは。

6月に入り、いよいよ夏に近づいてきましたね。

さて、昨年から「おひとりさまの終活」について勉強しています。

「おひとりさま」には「おひとりさま専用の終活」があると思っているからです。

 

・自分の身の回りのことは誰にしてもらうの?

・自分の財産管理は誰にしてもらうの?

・自分のお葬式は誰にあげてもらうの?

 

など、自分以外の手を借りなければ、「おひとりさまの終活」はなし得ない、と思うのです。

さて、上記のことと同じく(またはそれ以上に)大事なのが各種webのアカウント管理です。

webサービスは今や日常生活に欠かせないもの。

もし自分の身に万が一のことがあればどうするのか?

 

今回は代表的webサービスであるGoogleとSNSの代表格であるFacebook、Twitterのアカウント削除について書いてみました。

 

グーグルのアカウントの扱い~「アカウント無効化管理ツール」

 

Googleのサービスは多種多様です。

Gmailを筆頭に、Googleカレンダー、Googleドライブ、Googleマップ、YouTube……などなど、毎日何かしらのGoogleのサービスを使っている方がほとんどではないでしょうか。

しかしその結果、膨大なデータをGoogleに預ける結果となっています。

もしも、自分が突然死んだら、これらのデータはどうなるのでしょう?

実は、Googleでは、それをユーザー自身が設定できるツール「アカウント無効化管理ツール」を提供しています。

このツールは、本来はGoogleを一定期間利用しなかった際の対応を設定するものです。

事前に「タイムアウト期間」を設定し、(3ヶ月~18ヶ月)タイムアウト期間が来ればアカウントが無効になるというものです。

また、自分以外の誰かにGoogleアカウントの無効化を通知することもできます。家族や知り合いへ自動的にアカウントの無効化を通知できるだけでなく、任意のファイルやサービス内容を相手に共有することができます。

詳しくはこちらを↓

グーグルのアカウントを消す方法

 

 

Facebookのアカウントの扱い~「追悼アカウント管理人の設定」もしくは「アカウントの削除」

 

Facebookでは、ユーザーが亡くなった場合を想定して「追悼アカウント管理人」を設定することができます。

「追悼アカウント管理人」とは、自分が死んだあと、自分のアカウントを管理できるユーザーのことです。追悼アカウント管理人ができることは、次の通りです。

 

・亡くなったユーザーのプロフィールに投稿を書いて内容を固定する(例:亡くなったユーザーに代わって最後のメッセージを書く)。

・新しい友達リクエストへの対応

・プロフィール写真・カバー写真の更新

また、生前にご自身が予め設定しておき、死後に完全にアカウントを削除することもできます。

詳しくはこちら↓

フェイスブックのアカウントを消す方法

 

Twitterのアカウントの扱い

Twitterでは、死後のアカウントの扱いについて、ユーザー自身が設定することはできません。

一定期間アクセスしなくてもアカウントが削除されることもないので、死後も投稿は残ることになります。ただし、家族・友人が申請すれば、過去の投稿とアカウントを削除することができます。

詳しくはこちら↓

ツイッターのアカウントを消す方法

 

FacebookもTwitterも何もしなければそのまま残る

さて、ここまで見たように、死後のアカウントの扱いについては、FacebookもTwitterも家族や知人の申告制となっています。

Googleのように、一定期間アクセスがないとアカウントが自動的に削除される仕組みにはなっていないので注意したいですね。

 

いかがでしたか?

人生、何があるかわかりません。

すぐに設定する必要はないかもしれませんが、不測の事態に備えて、各種ツールの存在を知っておきたいものですね。

グーグルのアカウントを消す方法

フェイスブックのアカウントを消す方法

ツイッターのアカウントを消す方法

 

散骨と樹木葬の違いって?〜北海道の散骨と樹木葬事情

みなさんこんにちは。

暖かな陽気が続いて徐々に初夏の陽気になってきましたね。

皆さん体調にお気を付けください。

 

さて、最近新聞や雑誌で「樹木葬」についての記事を見かけるようになりました。

北海道でもいくつか樹木葬ができる霊園があります。

お墓や納骨堂ではない、新しい埋葬のカタチである「樹木葬」。

今回は「樹木葬」と、それと一緒に語られることが多い「散骨」について書いてみます。

 

変わるお墓事情

まず、これまでの一般的な埋葬のカタチである、「お墓」について振り返りをしてみましょう。

お墓も変化の中にあります。

1960年以降、都市化、核家族化の進展により、都市圏では墓地の需要が増大し、公営霊園だけでなく、民間の霊園開発が盛んに行われました。

しかしその一方では、地方の寺院墓地が過疎化の影響を受ける、といったように、都市と地方のお墓が対照的な様相を呈するようになりました。

また、明治時代末期以降の「家墓」形態は、核家族化、少子化が進むことにより無縁化を招き、今となっては新たな承継の問題が生じています。

 

お墓の承継問題

承継問題についてはボクのブログでも何度か取り上げました。

お墓や納骨堂のこと、ひいてはお寺さんとのお付き合いも、子供たちの世代にどう承継するのか?あるいは承継しないのか?という問題です。

 

・お子さんがいるのか?

・お子さんがいても女の子ばかりではないか?

・お子さんがいても遠方に住んでいないか?

 

という条件によって変わってくると思います。

承継問題は、ある意味葬儀自体よりも難しいと思います。葬儀はやってしまえばお終いですが(乱暴な言い方でごめんなさい)、お墓や納骨堂はずっと守っていくものだからです。

承継に問題が発生しそうであれば、「散骨」「共同墓に納骨」「墓じまい」「離檀」などが頭に思い浮かぶのではないのでしょうか?

 

散骨と樹木葬の違い

さて、やっと散骨と樹木葬のお話しです。

散骨や樹木葬は似たような形式に見えますが、実は法律面で大きく異なります。いずれにしても絡むのは墓地埋葬法と刑法です。まず、それらをご紹介しますね。

 

●墓地埋葬法

・1948年(昭和23年)公布

・死後24時間以内の埋葬または火葬の禁止(第3条)

・埋葬または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域にこれを行なってはならない(第4条1項)

焼骨を埋蔵する場合には墓地に限るのであって、自宅での遺骨保管や散骨まで規制するものではないと考えられています。

・散骨について、厚生労働省は墓地埋葬法では言及していないとして態度を明らかにしていませんが、「散骨については、遺骨を棄てる目的ではなく葬送を目的として行われ、相当の節度を持って行われるならば違法とは言えない」という法律的解釈がなされています。

※「相当の節度」とは、遺骨を細かくすること(粉骨)、他人に迷惑をかけない場所を選ぶこと、穴を掘って埋めないことです。

※お骨を細かくせず、そのままの形で散骨したとすれば、下記の刑法第190条「遺骨遺棄」に問われる場合があります。

●刑法

・遺骨遺棄(刑法第190条)

死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。

 

さて、散骨の法的解釈は「土に埋めないので墓地埋葬法では規定していない(厚生労働省)」「社会風俗に反しないような節度があるか否か、個別に判断する(法務省)」ということになっています。

このため、個人が勝手に自然の中に撒いたり、誰かの所有地に使用料を払って散骨することも可能になります。

一方、樹木葬は山に遺骨を埋めてその上またはその近くに気を植えるというものです。

厚労省では「土の中に埋めるなら埋葬になるので墓埋法の規定通り墓地として都道府県から許可を得る必要がある」と話しています。

あるお寺の場合は、山全体を墓地として許可を得ているので遺骨を土の中に埋めることができます。

これに対し、墓地の許可を取らずに遺骨を一定範囲に撒いて(埋めないで)中心に木を植える「散骨樹木葬」といった形態も登場しています。

一方、散骨であったとしても、場所が特定できれば通常の墓と同じという意見や考え方もあるので慎重に行うことが求められます。

以下にそれぞれの違いをまとめますね。

 

●樹木葬

・墓地埋葬法による許可を得た墓地に遺骨を埋葬し、樹木を墓標として弔う方法です。

・自然の里山を生かし、遺骨を埋葬するたびに苗木を植える方法、墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺に遺骨を埋葬する方法などがあります。

・名前は同じ「樹木葬」でも形式は様々ですので、現地でよく確認することが大切です。

 

●散骨

・全部の遺骨を散骨したことで後悔される遺族もいます。

・当社では、粉骨の時点、散骨の時点それぞれでご家族の同意書を提出していただいております。(不可逆性:元に戻せない)

・全てのお骨を散骨するのではなく、一部にしておいた方が良い。

・撒く場所も課題があります。(他人の所有している場所は不可です。私有地のみならず、国有地、道有地も不可です。)

・「なぜ散骨したいのか?」を考える。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

お骨のお弔い方は様々です。大事なのはご家族皆様の意思であり、、それとその意思を継ぐ方の想いではないかな、と考えます。

色々な選択肢がある中で、納得のいく方法が見つかるといいですね。

ご相談があれば忌憚なくご連絡くださいね。

弘善社の考える「見守り」〜お花のお届けと共に〜

こんにちは。

今日はだいぶん暖かかったですね。

むしろ暑いぐらい。皆さん体調は崩されていませんか?

 

さて、当社の取り組みのひとつとして、「見守りサービス」があります。

なぜ葬儀社が「見守り?」

それは僕らの苦い経験から始まったことなのです。

 

悔やまれること

 

以前、こんなことがあったんです。

そこのお宅は、当社の会員さんでした。2ヶ月に一回、ご自宅に葬儀準備金の集金にお伺いしていたお宅でした。

当時、ご夫婦の二人暮らし。息子さん娘さんはそれぞれ遠方に住んでおられました。

程なくして先にご逝去されたのはご主人。

ご主人が先立たれた後、娘さんは残されたお母様の一人暮らしを案じ、自分が住んでいる東京にて同居しないかと持ちかけたのですが、矍鑠(かくしゃく)としたそのおばあちゃんは旭川での一人暮らしを選択したのでした。

ご主人がご逝去された後、葬儀準備金を中止してもよかったのですが、息子さん娘さんの希望で続けることに。

それは奥様の葬儀費用を準備する、という目的ではなく。

遠方に住んでいる息子さん娘さんがお母さんの身を案じて、「弘善社さんに2ヶ月に一回集金に来てもらいなさい。そして無事を確認してもらいなさい」との考えだったのです。

 

その奥様は4年後にご逝去されました。

うちの社員が集金にお伺いする予定だった日の、7日前にご自宅で亡くなっていました。

この一連のことは、当社としても、担当していた社員にとっても悔やまれる出来事でありました。

 

2ヶ月に1回ではなく、毎月お伺いしていれば…

お伺いする日にちがもう少し早ければ…

「もしこうであったなら」と思うと、悔やまれてなりません。

 

お花のお届けとともに~見守りサービス

弘善社では、ご希望される方を対象に、お花のお届けとともに、「見守り」を行っています。

 

葬儀施行させていただいた後、お仏花のご注文をいただくことがあります。

7日ごとの法要のお花だったり、四十九日のお花だったり。

月命日のお花のご注文を承ることも多いです。

 

その月命日に合わせて月1回のお花のお届けとともに「見守り」を。

生活の様子やおうちの様子、お庭の様子、雪はねの様子など、気にかかることをご報告いたします。

 

・仕事が忙しくて、頻繁に帰省することができなくないですか?

・人と触れ合っているか心配ではないですか?

・生活状況が気がかりではありませんか?

 

葬儀施行させていただいた当社に、安心してお任せください。

ご逝去後にやること〜お葬儀終わってもしなければならないことって結構ありますよね

皆さんこんにちは。

 

これまでのブログで、終活とは

「生前しておいたほうがよいこと」

「逝去後にしなければならないこと」の二つです。

とお話ししました。

 

今回は、「逝去後にしなければならないこと」を詳しくご説明したいと思います。

「逝去後にしなければならないこと」は大まかに分けると「仏教関係でしなければならないこと」と「手続き関係でしなければならないこと」に分かれます。

「手続き関係でしなければならないこと」は多種多様です…

また、そこのご家庭の事情によって、しなければならないことも変わってきます。

「手続き関係」についてはまた後日ブログに詳細をアップしたいと思います。

ということで、今回は「仏教関係でしなければならないこと」に焦点を当ててお話ししてみたいと思います。

四十九日が一つの区切りではありますが、あっという間に感じる方は多いように思います。

心積もりだけはしておきたいものですね。

 

<仏教関係でしなければならないこと>

①初七日から四十九日までの七日ごとの法要

②四十九日法要

③お位牌

④お仏壇

⑤納骨、埋葬

⑥その他

 

まずは一般的なお話からご説明しますね。

一般的に亡くなった日から四十九日までの期間を「中陰(ちゅういん)」と言い、仏教では現世(この世)から来世(あの世)に至る過程とされています。この「中陰」の間の49日間に亡くなった方の次の生まれ変わりが決定されると言われ、最終日の四十九日忌が「満中陰(まんちゅういん)」と呼ばれます。「満中陰」を迎えることによって「忌明け(きあけ)」となり、この日に納骨をすることが多いです。

 

①初七日から四十九日までの七日ごとの法要

さて、初七日から始まる七日ごとの法要です。亡くなった日から起算して七日目が初七日になります。ですので、お葬式が終わったら間をおかず初七日を迎える、という感覚です。

初七日から毎週7日ごと、計7回のお参りをお寺さんに頂くわけですが、ご家族の方もお忙しく、週一回のお参りと言えども在宅していないケースも間々あります。

お寺さんと相談の上、計7回ではなく、初七日と四十九日だけ(つまり最初と最後だけ)とか、初七日、五七日、四十九日の計3回お参りをいただくというケースもあるようですね。

この辺りはお寺さんと相談の上、決められたら良いかと思います。

 

②四十九日法要

七日法要の最終回は四十九日法要です。最後だけあって、他の七日法要よりも特別に考えた方が良いでしょう。

この四十九日法要は、他の七日法要とは違う特徴があります。それは、

・日にちを前倒しして行うこともある。

・その場合、土日に設定することが多い。

ということです。

なぜなら七日ごとの法要は家族だけで行うことが多いのですが、四十九日法要は家族のほかご親戚も集まることが多いためなのです。

そのため、注意事項としては、

・日程が決まれば早めにお寺さんに連絡しましょう。(お寺さんの土日は法事で忙しい)

・法要後お食事を振舞うことが多いので、その辺も考慮する。

・ご親戚の人数によって、法要を行う場所も変わってきます。(ご自宅、法要会場のある料理屋さん、お寺など)

 

③お位牌

お葬儀から四十九日までは、白い木製の位牌を使用します。いわゆる野辺位牌(のべいはい)というものです。

埋葬地までお棺を運ぶ野辺送りの葬列の際、喪主が持参するお位牌というのがその由来です。

さて、四十九日に忌明けになると、黒い漆塗りのお位牌を用意します。いわゆる塗位牌(本位牌)というものです。

野辺位牌は、お葬式の時にお寺さんが書いてくれるものなのですが、本位牌は皆さんで購入しなければなりません。

本位牌はお仏壇屋さんで購入できるのですが、出来上がるのに二週間ほどかかります。(取り寄せてから文字入れまで時間がかかるのです)

ですので、四十九日の2~3週間前には注文した方が良いです。

種類や大きさも様々ありますので、余裕を持って考えた方が良いでしょう。

(もちろん当社でも注文を承っております)

 

④お仏壇

四十九日までの期間は、葬儀社さんが設えてくれる、いわゆる「後祭壇(あとさいだん)」でお参りをするのですが、四十九日以降はお仏壇でのお参りになります。

お仏壇が既にあるのであれば何も問題はないのですが…。

お仏壇が無い御宅は新たにお仏壇を用意する必要があるでしょう。

新しいお仏壇を用意したならば、お仏壇の御本尊に「たましい入れ」のお参りをしてもらわなければなりません。

お仏壇も四十九日まで用意できれば良いのですが、時間をかけてじっくり選ばれた方が良いと思います。(種類や大きさも色々ありますしね)

四十九日まで用意が間に合わないようであれば、お寺さんにその旨をお話しすれば大丈夫かと思います。

 

⑤納骨、埋葬

四十九日法要が無事終えられたら、上記の後祭壇を片付け、お位牌はお仏壇に、お骨はお墓もしくは納骨堂へ納骨します。

基本的に四十九日を過ぎれば納骨するのですが…

旭川の場合、雪の問題があります。

四十九日が来てもお墓が雪に埋もれていると納骨できません。

その場合は、雪解けを待ち、春先に納骨することが多いですね。

 

⑥その他

・忌明けの挨拶状について

北海道と本州では地域差があるので注意が必要です。本州では。会葬者全員へ「無事忌明けを迎えることができました」という会葬御礼を兼ねて、品物に挨拶状を添えて送る場合と、ご挨拶状のみを送る場合があります。本州からの会葬者が多い場合、その地域では当たり前のこととして先方様に無礼を感じさせることがありますのでご注意ください。

 

さて、いかがでしたか?

お葬儀が終わった後もされること、って結構あるんです。

当社ではお葬儀後に再度ご自宅にお伺いし、「ご逝去後にされること」について、アフター訪問としてご説明にお伺いしております。

これから葬儀をされる方におかれましても、ご不明なことや聞きたいことがあれば、お気軽にご相談くださいね。

葬儀事前相談〜さて何を相談しよう?

皆さんこんにちは!

先日のご案内の通り、4月15日に当社斎場におきまして葬儀事前相談を開催させていただきました。

SNSで告知をしたところ、知人のSさんが来てくれました!

知人のSさん。 Sさんとは色々な繋がりがあり、ご縁を感じています。

葬儀の事前相談といっても、相談内容は様々です。

Sさんはボクと同年代。まだ若いです。

なので、お話しの内容は「葬儀」というよりも「終活」のお話をさせていただきました。

 

具体的に言うと、

「生前しておいたほうがよいこと」

「逝去後にしなければならないこと」の二つです。

 

「生前にしておいたほうがよいこと」については、過去ブログ記事「ご逝去される前に、事前にある程度考えておいたほうがよいこと」を参照してくださいね。

 

とはいっても、やはりそれぞれ皆さんの事情によって、考えるべきことは違いますよね。

具体的には、家族構成、檀家寺の有無、納骨先の有無などによって事情は変わってくるのです。

特に大事なのは「家族構成」だと思います。

 

ご夫婦だけの世帯、あるいは子どもがいても同居していなく、遠方に住んでいる世帯。

それは「おひとりさま」予備軍と言えるのです。

ボク自身、おひとりさまには「おひとりさま専用の終活」があると考えています。

 

伴侶に先立たれ、もし一人になった時。

元気なうちは良いのです。

 

もし、足腰が弱くなってきたら…

もし、判断能力に衰えがでてきたら…

身の回りの世話は自分で出来るでしょうか?

家事やお買い物や炊事洗濯…

自分で出来なければ、誰にお願いしますか?

 

それらを考えるのが「おひとりさまの終活」です。

(おひとりさまの終活についてはまた後日ブログにしたいと思います)

 

さて、今回お話していて思ったのは、終活の目的は

「亡くなることを考えることではなく、生きている今をよりよく生きること」

を考える事だと改めて感じました。

と言う事で、Sさん、どうもありがとうございました!

またきて下さいね~

葬儀や終活の不安はありませんか?〜事前相談会を行います!

こんにちは。

旭川で葬儀社を営んでおります、(株)弘善社の太田弘文です。

当社では、「葬儀」を軸として、皆さんの「終活」の支援を行なっております。

少しずつ、分かりやすく、旭川の葬儀・終活事情について情報発信しております。皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

さて、4月15日(月)に事前相談会を開催させていただきます!

 

 

これまで、「葬儀の基礎を知る会」や終活講師として各種セミナーでお話しさせていただきましたが、そのような会やセミナーって、ボクが一方的に話ししがちなんですよね。

また、皆さん質問があっても時間の都合上聞きたいことを全部聞けなかったり、あるいは他の皆さんも居られるので質問しにくかったりしたのではないかと思います。

 

また、事前相談しておくと、

・だいたいの金額がわかる

・お葬式の流れがわかる

・準備をしておいた方が良いものがわかる

・スタッフや斎場の雰囲気がわかる

などのメリットもあります。

 

今回の事前相談会は、完全に個別相談として承ります。

今まで聞きにくかったこと、ぜひ聞いてみたいことがあれば、お気軽にお越しくださいね。

「何を聞けばいいのか、それがわからない」「具体的なイメージがわからない」と言う方もぜひお越しください。

葬儀全般のこと、終活全般のこと、なんでもご相談ください!

モヤモヤしたお悩みをこの機械に解消しませんか?

 

・4月15日(月)13:00~15:00

・場所:弘善社中央斎場(永山8条1丁目1-6)

 

・個別に相談されたい方

・葬儀について聞きたい方

・終活について聞きたい方

・ボクとお話ししてみたい方

絶賛募集中です!

 

※事前にご連絡いただければありがたいです。

 

どうぞ宜しくお願いします!